ジャマ・エル・フナ広場から徒歩約10分、ムアシーヌ通り121番地にあるル・ジャルダン・セクレ(Le Jardin Secret)は、16世紀後半のサード朝時代にさかのぼる旧宮殿群を利用した施設です。19世紀半ばに地方長官(カイド)のアル=ハッジ・アブド=アッラー・ウ=ビヒによって再建され、1912年にアル=ハッジ・ムハンマド・ルクリシが取得しましたが、20世紀のうちに荒廃しました。2013年から修復が始まり、庭園は英国の造園家トム・スチュアート=スミスが設計して、2016年から一般公開されています。 高い壁の内側に、2つのリヤドとまったく趣の異なる2つの庭があり、約1時間で見て回れます。世界各地の植物を集めたエキゾチック・ガーデンと、19世紀の区画どおりに復元されたイスラム庭園です。別料金で上れる塔からは、メディナの屋根の連なりと、晴れた日にはアトラス山脈が一望できます。
見どころ

イスラム庭園
大きな庭園は、楽園をかたどるイスラム庭園の伝統的な四分割の構成で、小道、池、中央のあずまやがあります。植栽は19世紀に知られていた品種から選ばれています。敷地内でいちばん広く、朝いちばんがもっとも静かです。

エキゾチック・ガーデンと緑の小道
より親密な雰囲気のエキゾチック・ガーデンには、いくつもの大陸原産の植物が集められています。敷地内の別の場所では、柑橘類、オリーブ、イネ科の草が、噴水や水盤、ベンチの点在する石畳の小道に沿って並んでいます。

あずまやとリヤドの装飾
2つのリヤドのあずまややサロンには、メディナの邸宅らしい装飾が残っています。ゼリージュ(モザイクタイル)、彫刻を施した漆喰、彩色されたレバノン杉の木材です。あずまやの下では、ぜひ天井の彩色を見上げてください。
水と塔
アトラス山脈から引かれた地下水路「ケッタラ」が、かつて敷地内の噴水、池、水路に水を供給していて、その仕組みの跡が今も残っています。ミナレットのようにそびえる塔は別料金のチケットで上ることができ、メディナと、晴れた日には山並みの眺めが楽しめます。
実用情報
ワンポイントアドバイス
入場料は100MAD(24歳以下は80MAD、モロッコ国民は50MAD)で、塔への入場は別途40MAD(割引料金は30MAD)です。12歳未満の子どもは、証明書を提示すれば無料です(料金は2026年10月に確認したものです)。塔は6歳未満のお子さんは入れません。チケットで入場できるのは1回だけで、外からの飲食物の持ち込みは禁止ですが、敷地内にカフェがあります。大きな荷物は無料のクロークに預けます。ムアシーヌ通りでは、「庭園は閉まっている」と言って別の場所へ連れて行こうとする客引きを相手にしないでください。
アクセス
マラケシュのメディナ、ムアシーヌ通り121番地。徒歩の場合は、ジャマ・エル・フナ広場から、スーク地区のムアシーヌ通りを北へ上って約10分です。タクシーの場合は、ジャマ・エル・フナ広場かクトゥビーヤ付近で降ろしてもらってください。メディナの路地には車が入れないので、そこから歩きます。
営業時間
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