ダール・シ・サイード博物館が入っているのは、スルタン、ムーレイ・アブデルアジズの陸軍大臣で、大宰相バ・アフマドの弟でもあったシ・サイード・ベン・ムーサが1894年から1900年にかけて建てた宮殿です。バヒア宮殿から数分の場所にあります。1930年代から博物館として使われ、2018年に国立博物館財団が運営する「織物と絨毯の国立博物館」となりました。モロッコ各地の都市部や農村部の絨毯、織物、装身具、木工品などを展示しています。2023年9月の地震で被害を受け、大規模な修復工事のため閉館中です。財団は2026年の工事完了を発表していましたが、2026年10月に確認した時点で再開は確定していませんでした。
見どころ

中庭と噴水
宮殿はゼリージュを敷いた中庭を中心に構成され、噴水や彫刻を施した木の扉があります。間取りは隣のバヒア宮殿に似ていますが、いくつかの階にまたがり、上の階には大きな広間があります。

サロンの絨毯
絨毯は、ゼリージュの壁、漆喰のアーチ、彩色した木の扉に囲まれた宮殿の旧サロンに展示されています。元の装飾も、コレクションと同じくらい見どころです。

杉の天井
サロンには、彫刻と彩色を施した杉の天井が残り、放射状の面を持つドームもあります。19世紀末のマラケシュの職人の技を伝えています。
庭園とパビリオン
大きなリヤド(中庭付きの邸宅)の中央では、木々が植えられた庭の真ん中に、彩色木造のパビリオンが建っています。メディナの喧騒を離れた、邸宅の憩いの場でした。
実用情報
ワンポイントアドバイス
博物館は2023年の地震以来、工事のため閉館しており、再開日は発表されていません。出かける前に、現地か国立博物館財団に問い合わせてください。財団の料金表では、入場料は大人30ディルハム、12歳を超える子ども10ディルハム(2026年10月に確認した料金)で、通常は月曜日が休館です。「別の入口から入れる」と言う通行人は断り、自分で入口まで行って確かめましょう。近くのバヒア宮殿は毎日開いています。
アクセス
住所:メディナ、リヤド・ズィトゥーン・エル=ジェディード通り、デルブ・シ・サイード ジャマ・エル・フナ広場から徒歩約10分(リヤド・ズィトゥーン・エル=ジェディード通り経由) バヒア宮殿から徒歩約5分
営業時間
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