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テルエトのカスバ:ティシュカ峠の道にあるグラウィ家の宮殿
テルエトのカスバ:ティシュカ峠の道にあるグラウィ家の宮殿
テルエトのカスバ:ティシュカ峠の道にあるグラウィ家の宮殿

テルエトのカスバ:ティシュカ峠の道にあるグラウィ家の宮殿

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更新日:2026年10月7日

テルエトのカスバは、標高約1,800mのハイアトラスの村にそびえています。村はティジ・ン・ティシュカ峠を越えた先で、国道N9から外れた場所にあります。サハラとマラケシュを結んだ昔のキャラバン路を見下ろす位置にあり、グラウィ家の本拠地でした。一族のタミ・エル・グラウィは、フランス保護領時代のマラケシュのパシャでした。建設は1860年ごろに始まり、20世紀半ばまで少しずつ拡張されましたが、1956年にパシャが亡くなると放置されました。朽ちかけた版築の外壁の奥には、きらびやかな装飾を残す広間がいくつかあります。

見どころ

カスバの正面

カスバの正面

到着すると、赤い版築の長い壁面が目に入ります。小さな窓が開き、上には凸凹の胸壁が載っています。その規模は、20世紀初めにハイアトラスの峠と谷を支配していたグラウィ家の権勢を物語ります。

豪華な広間

豪華な広間

上階の修復された謁見の間には、ゼリージュ(モザイクタイル)、彫刻を施した漆喰、レバノンスギの板に彩色した天井が並びます。まわりでぼろぼろと崩れかけた土壁との対比が、見学のおもしろさです。

廃墟と谷

廃墟と谷

建物の大部分は、崩れた壁、塔、コウノトリの巣が残るだけの廃墟になっています。テラスや窓からは、村と周囲の山々が見渡せます。

実用情報

ワンポイントアドバイス

入場料は約50ディルハムで、現金払いです。見学は、ガイド役の管理人が付き添う形が一般的です(料金は2026年10月に確認)。2023年9月8日の地震で被害を受けたカスバは、安全対策の工事を経て再開しましたが、見学できるのは一部の部屋だけで、開放区域は工事の進み具合によって変わることがあります。許可された順路から出ないでください。所要時間は現地で1時間ほどです。

アクセス

マラケシュから約130kmです。国道N9でティジ・ン・ティシュカ峠を越え、峠を過ぎてすぐにN9から分かれる山間の脇道に入ります。所要は車で2時間30分〜3時間です。訪れる人の多くは、専用車のドライバーとともに来るか、アイト・ベン・ハドゥへの小旅行の途中で立ち寄ります。テルエトからは、舗装された約40kmの道がウニラ谷を下り、アネミテル経由でアイト・ベン・ハドゥまで続きます。昔のキャラバンの道筋をたどる道です。

営業時間

毎日、日中。2023年の地震後の工事以降は一部のみ見学可

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