王立劇場は、モハメッド6世大通りとハッサン2世大通りの交差点に建ち、駅の真向かい、ゲリーズとイヴェルナージュの境目にあります。建築家シャルル・ボッカラが1970年代末から設計したもので、大きなドーム、円柱の並ぶ円形回廊、レンガと黄土色の漆喰の壁を組み合わせ、古代の建築への言及とモロッコの職人技を融合させています。2001年9月19日、国王モハメッド6世が外観部分と1,200席の野外円形劇場を落成させましたが、屋内のオペラ劇場は一度も使われていません。2021年に再開された完成工事は2024〜2025年に最終段階に入りましたが、2026年10月の時点で、ホールの開館はまだ発表されていません。
見どころ

ファサードとドーム
駅前の交差点から見ると、左右対称のファサードは円柱の並ぶ車寄せを中心に構成され、フランス語とアラビア語で「王立劇場」と刻まれています。その上には、小さな窓の並ぶ太鼓胴の上にドームが載っています。広場のヤシ並木と広い大通りのおかげで、建物の全景を写真に収められます。

円形回廊とレンガの壁
側面では、マラケシュの伝統的な素材であるレンガの基壇の上に、円柱の並ぶ円形の回廊が広がります。建物でいちばん独創的な部分で、ボッカラは古代劇場の量感を、この町の素材と色合いで表現しています。
オペラ劇場の工事
大ホールは20年以上も未完成のままでした。2014年に始まった王室プログラム「マラケシュ、永続的な再生の都」で予算が充てられ、2024年には市が舞台装置(舞台機構、音響、照明、映像、822席の客席)の工事を5,430万ディルハムで発注しました。完成までの予算総額は1億1,600万ディルハムです。2025年には、建築照明と施設の監視カメラに関する最後の契約が結ばれました。
野外円形劇場
唯一使われている部分で、コンサート、公演、フェスティバルの夜のイベントが開かれます。2025年には、王立劇場は全国民衆芸術祭の会場のひとつでした。入れるのはイベントの際のみで、たいていチケットが必要です。
実用情報
ワンポイントアドバイス
建物は主に外から眺めるものです。ガイド付きの見学や、定期的な開館時間はありません。円形劇場を見たいときは、町の公演やフェスティバルのプログラムを確認してください(マラケシュの夜の過ごし方)。電車での到着後に新市街を散策する起点としても便利です。モハメッド6世大通りを南へ進むと、会議場、続いてメナラ・モールの前を通ります。北へはモハメッド5世大通りがゲリーズの中心へ続いています(ゲリーズとイヴェルナージュのガイドもご覧ください)。
アクセス
モハメッド6世大通り、ハッサン2世大通りとの角、マラケシュ駅の正面 徒歩:ジャマ・エル・フナ広場から約2.5km、徒歩30分ほど。駅からは2分。 プチ・タクシー:「ロワイヤル劇場」または「駅」と伝えてください。メディナからは混雑時を避ければ10分ほどです。 電車:マラケシュ駅は、交差点を挟んですぐ向かい側です。
営業時間
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